自宅でやるボイトレは効果があるのか
皆さんは自宅でボイトレを行っていますか?いろんな人のアドバイスや実体験を聞いたり、インターネット検索やSNSでたくさん探してみたことでしょう。
定番中の定番なものから、「え?なにそれ?」まで色々と見つかって何をやればいいかわからない人も多いでしょう。ここでは独学で行うボイトレについてまとめてみました。
独学でボイトレするメリット
ボイトレに通うと聞いてすぐに思い浮かぶのは
・高い授業料
・拘束時間/移動時間
・自分の希望と合わない先生
などなど、マイナスなことも多いでしょう。結局、お金を掛けて時間も取られて、合わない先生が出てきたときに「断る」「代わりの先生がいい」「退会」など。先生は良いけど、進め方や自分が気にしていて直したいところを教えてもらえないから気に入らない。初心者だからと馬鹿にされそうで嫌だ。などなど考え始めてしまうとキリがありません。そのため、独学でボイトレしてみようと思い立つ人も多いでしょう。
独学でやってみるボイトレのメリットを挙げていくと
・すべて自分のペース
・周りの目を気にせずできる
・お金を全く(あまり)かけずにできる
・時間や場所に縛られない
など、挙げていくと「あれ?ボイトレってスクールに通わなくてもいいじゃないか」なんて思えてきますね。
自宅で色々とボイトレを試してみて、克服したい内容に合っているものを見つけられれば、自宅でメキメキと実力を伸ばせそうですね!
実際に独学でボイトレやっている人は、何をしているか
こうなったら、一度は自宅でどんなボイトレをやってみたくなりますね。独学でやるために、実際にどんなことやっている人が多いのか見てみましょう。その中から、自分に合ったもの・続けられそうなものを模索してみましょう。
・姿勢強制
歌うときの姿勢は大事。格好良いのはもちろんですが、トーンや声量にも大きく関わってきます。多くの人が正しい姿勢を取れていないため、骨格に歪みが生じます。特に多いのが足を組む人。無意識に足を組んで、長時間座りっぱなし。結構多いのではないでしょうか?特に同じ方の足を組んでばかりいると、より歪んできます。また、立っている時も片方の足にばかり体重をかけていると、体が歪んでいく原因の一つです。立ち仕事・座りっぱなしの仕事は特に気を付けておいた方がいいかもしれません。
そこで、姿勢を強制するためにストレッチを行う人が多いとのこと。体の固まった筋肉をほぐすことで、正しい姿勢を取りやすくします。その上で、猫背を直したり、背骨の歪みを直したりと姿勢を強制する運動を行っていきます。
・腹式呼吸
歌う上での基本中の基本。腹式呼吸のマスターを目指します。簡単そうで、一番難しいかもしれませんね。皆さんが意識しないで行う呼吸は「胸式呼吸」と呼ばれるものです。しっかりとお腹まわり(腹筋)を使って呼吸をします。目安は「お腹を膨らませる意識で呼吸を行っているか。お腹が膨らんでいるか」です。慣れてきたら「ロングブレス」をしてみましょう。簡単に言えば肺活量を鍛えます。息をどのくらいの長さ、吐き続けていられるかです。目標の秒数がクリア出来れば、少しずつ時間(秒数)を長くしていきます。
・筋トレ
こちらも道具なしの簡単トレーニング。トレーニングと言えば、どの分野でもくっ付いてくる筋トレです。ただし、歌いのにバッキバキの筋肉を手に入れる必要はありません。歌うときに無駄な力を入れないようにするために、腹筋や背筋などを鍛える方が多いです。ただし、偏ってトレーニングするとかえって逆効果です。腹筋ばかり、背筋ばかりと、どちらかだけ鍛えてしまうとバランスが悪くなります。なので、均等に鍛えられるように回数をバランスよく決めましょう。得意な方ばかりしないように注意してください。
・カラオケ
これも思いつく人が多いはず。ずばり一人カラオケ。一人で同じ曲を何度歌っても、誰にも気を使わなくて済みますね。特に課題にしている(歌えるようになりたい)曲を繰り返し歌うことが出来るのは大きいですね。喉を痛めないように、時間管理はしっかりとしましょう。
・アプリや動画
ここ最近の流行りと言えば、やっぱりアプリや動画。簡単にレッスンを受けることができたり、音程の良し悪しまで、アプリで見てもらえるようになりました。専門のアプリもたくさんリリースされ、中には無料の物も多数。また、Youtubeでプロ(元プロ)や講師の人が「自宅でできるボイトレ」なんていう動画をアップしていて、手軽にレッスンが受けられてしまう・・・。とても便利になりましたね。
独学でボイトレをやってみて、実際に効果があったのか
実際にいろいろ試した結果、効果が有った・効果が無かったは人それぞれ。賛否両論です。なんといっても独学です。実際に効果が有った人は、自分に合ったボイトレが出来ていた人。逆に効果が無かったと感じた人は自分に合ったボイトレが出来ていなかった人です。それだけです。
姿勢や筋トレは目で見てわかる効果がありますが、声に関しては自分で聞いているのと、他人が聞いているのでは全く違います。実際に自分の声を録音や録画で聞いていると「自分の声じゃない」と感じたことはありませんか?実際に「うまく歌えた!」と思っても、聞いている人からしてみたら、実際そんなに・・・なんてこともありますよ。
また、失敗した人の大半が「変なクセ」が付いたと言われます。これに関しても自分では気付きにくい部分です。後からプロに聞いてもらって、直せないクセが付いてしまっているなんてこともあるそうです。
まとめ
結論から言うと「ボイトレを知識がないまま、独学でやって失敗する可能性があるのであれば、プロにしっかり教えてもらい、自宅でもできるボイトレも教わる」のが一番いいでしょう。やったつもりが、返って悪化したり、喉を壊したりと失敗例を目の当たりにすることが多いので、このように書かせていただきます。
学校によっては体験レッスンを行っていたり、入会後に先生を何度でも変えることができり、自分が希望する進め方や直したい・出来るようになりたいことを中心にカリキュラムを組んでもらえたりと、いろいろなサポートが付いている学校も増えました。スパルタなんてもっての外、楽しくレッスンを受けて、歌を上手くなりたい人はぜひレッスンを受けてみてはいかがですか?
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