【知ってた?】声優になるためにはまず地声を知ることが大切

【知ってた?】声優になるためにはまず地声を知ることが大切

声優はさまざまな声色を使い、キャラクターの演じるのが仕事です。その際には自分の本質とも言える「地声」を把握し、その特性を活かした演技を行うことも重要となります。地声が持つ魅力を活かしつつ演技をすることが、自分だけの声を発揮するための地盤となるでしょう。しかし、地声を正確に把握できていないケースも多く、自分の声を活かしきれていない人も珍しくありません。

そこで本記事では、声優になるために重要な「地声」について解説します。これから声優を目指す人は、自分の声の基礎となる「地声」の基本を、この機会にぜひ確認してみてください。

声優になるには「地声」の把握が重要!

声優として活躍するには、自分の「地声」を把握することが重要です。地声は声質を決める要因となり、正確に把握できれば自分の魅力を引き出すことにつながります。声優を目指すのであれば、自分の地声に注目し、どのような特徴を持っているか確認するのがおすすめです。

そもそも「地声」とは?

地声とは、「日常で使っている声」を指します。普段の会話で自然と発せられる声が、自分にとっての地声となります。一般的には無理せずに出せる声が、地声として捉えられます。地声を出す際には、声帯が左右のひだ全体にくっつく形で振動します。接する面積が広くなるため、基本的に地声は太くて低い声になることが多いです。声帯が振動するときにくっつく面積が狭くなると、裏声になります。

地声と裏声は声の高さなどで聞き分けられますが、人によっては地声に裏声が混ざることもあります。そのため客観的に明確な区別をするのは難しく、声を発している側の感覚が頼りにされます。

地声を確認する方法について

地声は、息の通り道を作って横隔膜を下げるイメージで声を出すことで確認できます。肩幅くらいに足を開いて立ち、背筋を伸ばしてつま先に体重を乗せます。それからあごを少し上げて、喉が開いていることを意識して声を出します。そのときに出た声が、自分の地声となります。喉から声を絞り出すのではなく、お腹から声を出すのがポイントです。喉が開いていないと、声を出すのが辛くなり、力む原因にもなります。

意識して地声を出せるようになったら、録音して声質を確認しましょう。自分の耳に聞こえている普段の声は、体に反響して届いているため、実際にほかの人に聞こえている声とは違う印象になります。そのため最初はほとんどの人が、自分の地声に違和感を覚えるでしょう。なかにはイメージの違いから、自分の声を嫌いになってしまう人もいます。しかし、地声は声優を目指すうえで一生付き合っていくものなので、録音した声からよい部分を探し出し、自分の武器とするのがポイントです。

地声を知るメリット

声優を目指すのなら、地声を知ったうえでトレーニングを行う必要があります。地声を知ることには多くのメリットがあるため、声優になる準備の一環としても考えられます。

以下では、声優になる際に地声を知るメリットについて解説します。

自分が得意なジャンルを把握するきっかけになる

地声を知ることは、自分が得意なジャンルを把握するきっかけになります。例えば地声が低い人は、迫力のある低音で話す演技などに向いている可能性があります。向いている演技が分かると、大人びたキャラクターや悪役など、向いている役柄も見えてくるでしょう。同じように地声が高い人は、明るく無邪気に話す演技で魅力を発揮できる可能性があります。女性だけでなく、少年や中性的なキャラクターなどが、得意の対象になり得ます。

自分の得意なジャンルが分かれば、どのようなオーディションに応募すべきなのかも判断しやすくなります。まだ声優としての方向性が定まっていないのなら、地声を軸に自分に向いているキャラクターを探してみるのも1つの方法です。

地声を軸にしてさまざまな声質を再現できるようになる

地声が把握できれば、それを軸にしてさまざまな声質を再現できるようになります。地声が低いのなら高音を鍛えることで、出せる音域が広がります。地声が低い場合も同様で、さらに低い声の練習が演技の幅を広げることにつながるでしょう。

また、地声をしっかりと把握できていれば、地声を使って胸に響いているような声を出す「チェストボイス」や、ささやかな息もれのような声を出す「ウィスパーボイス」など、さまざまなスキルを習得しやすくなります。

演技力を鍛える際の軸になる

地声を知ることは、演技力を鍛える際にも役立ちます。自分の地声が分かっていれば、「〇〇の演技をするには、どんな声を出すべきなのか」といった予測が立てやすくなります。目安があれば例え上手く演技ができなくても、簡単な修正でイメージする声を出せるようになるでしょう。

どのような演技をするにも、地声が声の出発点となることに変わりはありません。だからこそ声優を目指すのなら、まず地声を正確に把握することが重要視されます。

どんな地声でも声優になるにはボイトレが欠かせない!

地声は人によって異なり、ときにそれは声優としての個性となります。しかし、どんな地声であっても、トレーニングで基礎的な能力を鍛えなければ、声優として活躍するのは難しいです。仮にみんなが憧れるような地声を持っていても、トレーニングに時間を割けなければ、声優デビューは遠のいてしまうでしょう。

地声の質に関わらず、声優を目指すのなら専門のボイトレを受けるのがおすすめです。ボイトレで呼吸法や声の出し方を学び、自分の地声を活かせるようになってはじめて、声優としてデビューできる実力を身につけられます。地声を確認したら、続いてボイトレの基本をチェックしてみましょう。

まとめ

地声は普段発している声のことで、意識せずに使用できる「自分だけの声」を指します。地声によって出せる音の範囲や、向いている演技が変わるため、声優を目指すのなら正確に把握しておくのがポイントです。

地声を把握したら、その声を活かすためのスキルアップに励むのがおすすめです。本格的なボイトレを実施している「アバロン声優スクール」では、プロ講師とのマンツーマンレッスンを通して、地声を活かして演技をする方法を学べます。定期セミナーも行っているため、個人レッスンだけでは学びきれない専門的な領域もカバーできます。

この機会に「アバロン声優スクール」で、本格的なボイトレを試してみてはいかがでしょうか。無料体験レッスンを実施しているので、はじめてでもお気軽にプロによるボイトレを体験できます。

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