ボイストレーニングとボーカルトレーニングの違い

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ボイトレはご存知の通り、ボイストレーニングの略語です。
ボイトレと検索するとボーカルスクールという言葉もよく目にしますよね。
厳密に言うとボイストレーニング(ボイトレ)とボーカルトレーニングは違います。
ボイストレーニングは舞台俳優の方や役者の方がセリフを言うための発声方法だったり、歌うための発声だったり、会話のための発声だったりと様々です。
つまり、ボイストレーニングは正しい発声方法を身につけるためのトレーニングで、それによって健康や声質の向上効果が得られます。
一方ボーカルスクールは、その名の通り歌うトレーニングを行います。
歌うためにはボイトレも必要ですので、当然ボイトレからはじまり、抑揚をつけたりビブラートだったり、歌詞の伝え方など、歌うためのテクニックを総合的に教えてくれます。(スクールにより違いはあります)
つまり、ボーカルトレーニングは総合的に歌を上手くするトレーニングということになります。
ちなみに一般的にボーカルというと、ロックやポップスの歌い手を指すようです。

ボーカルスクールに通うメリット

一番のメリットは、自分の声を客観的に観察して指導してもらえる点です。
自分の本当の声は自分には聞こえていません。
それは、発した自分の声は、骨を伝って直接鼓膜に伝わってくる音と、外気を伝って聞こえてくる音が混ざって聞こえているからです。
当然他の人には外気を伝う音しか聞こえてませんから、きっちりと自分の声を分析して改善策を考えるのであれば、他人に聞いてもらうのが確実ということです。
それなら録音して聞けばいいのでは?とも思います。
しかし、録音した音というのも当然、生の音とは多少違います。
ボイスレコーダーの性能、イヤホンの性能に依存します。
そして、人はどうしても希望している方向に無意識に補正して聞いてしまうものですから、自分の歌声はなんか上手く聞こえてしまう(聞こうとしてしまう)ものです。
つまり、自分自身で正しい評価・分析は難しいということになります。

歌手では無く、トレーナーに教わるのが上達の近道

ボーカルトレーナーの方と話してみて痛感したのは、歌が上手い人とトレーナーは別物だということ。
別物というのは、歌が上手ければボイストレーナーができるというわけではないという意味です。
歌手とボイストレーナーでは、必要とされるスキルが違います。
歌は人それぞれ持っているものが違いますし、発声時に感じる感覚も人それぞれです。
歌が超絶上手い人が今まで積み重ねた経験は、あくまでもその人にとっての経験であり正解です。仮にトレーナーとして人に教えようとしても、生徒にマッチするかはわかりません。自身にとっての正解をとことん突き止めたということです。
ましてや、もともと歌が上手い人は、なんとなく感覚でできてしまうものなので、できない人の感覚や気持ちはわからず、教えるのは得意ではないと思います。(もちろん例外もあります)
一方ボーカルトレーナーは、今まで様々な生徒を見てきて、生徒の声や情報から何が足りていないか、何を鍛えれば生徒が目指す声や歌にたどり着けるかを考え、導いて来た方です。その積み重ねた経験は、自分が歌うまになるだけでは得られないスキルです。
私もカラオケ上達記事をいくつか書いていますが、私と同じようなタイプの方に参考になればという考えで書いています。おそらく私とタイプが違う方にとっては参考にならないこともあり、違うサイトを参考にした方がしっくりくることもあるでしょう。
ですが、何が自分に合った練習方法なのかを自分で見つけるのは非効率であり、とても時間がかかります。
教則本で独学で学ぶとしても、判断を間違えると必要のないトレーニングに時間を取られて遠回りしてしまうこともあるでしょう。もしかすると、ずっと上手くならないかもしれません。
そんな方を正しい道に導いてくれるのがボーカルトレーナーであると私は考えます。
歌手ではなく、ボーカルトレーナーから歌を教わるのが上達の最短ルートであることは言うまでもないでしょう。