【外出自粛】自宅で出来るボイトレ特別編!

現在全国的に蔓延しているコロナウィルスの影響で、外出を自粛されている方は多いと思います。
ボイトレスクールに通っている方も、通っていない方も、ボイトレがなかなか思い通りにできずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そんな方々のために、自宅で出来るボイトレについて、某ボイトレスクールの現役講師の方々へ実際に聞いてみました!
ぜひ参考にして、ステイホーム期間を乗り切りましょう!

【ストレッチ】

ボイトレと言ったのに、いきなり声を出すトレーニングじゃないのは恐縮ですが、「体を使って声を出す」「伸びのある声の出し方」に必要なのは、代謝のいい体です。
体が冷えていたり血流が悪くなると、良い声は出せません。
首や肩、腰などの凝りやすい部分は血流を促すため、特に時間をかけてほぐしましょう。
ゆっくり息を吐きながら、ゆっくりした動作で伸ばすことがポイントです。
お風呂上りなどの身体が温まった状態で行うのも効果的です。

【呼吸トレーニング】

《ロングブレス》

一時期ロングブレスダイエットなんかも流行りましたが、これはボイトレにも効果的です。
まずは下腹部に力を入れ、真っすぐ立ちます。
その後しっかり腹式呼吸で息を溜めたら、前歯の隙間から「スー」と音をさせて息を吐きます。
息の音を聞きながら、まずは20秒、揺れないように吐き続けます。
慣れてきたら、30秒、40秒と長く吐き続けるように頑張りましょう。
みぞおちを張って、猫背にならないように気をつけるのがポイントです。

《肺活量UPトレーニング》

歌を歌うときに肺活量は重要な要素です。
声を出すのが20秒ももたない!という方は、肺活量UPのトレーニングから始めましょう。

まずは2ℓの空のペットボトルを、思い切り吸い込んで凹ませます。
次に思い切り息を吐いて、元の形に戻すように膨らませます。
また、さらに手軽なトレーニングとして「息を止める」という方法もあります。
腹式呼吸で息を溜めたら、そのまま5秒、息を止めます。
その後ゆっくり長く息を吐き切ります。
特に息を止めるトレーニングはどこでも出来るのでオススメです!

【声帯ストレッチ】

《リップロール》

唇を軽く閉じた状態で息を吐き、唇をプルプルと震わせます。
首や下顎に力が入ると出来ないので、脱力するためのストレッチとして有効です。
勢いをつけず、少ない息で震わせることが大切です。
最初は息だけで、慣れたら声を出しながらやってみてください。
15秒〜30秒伸ばせるように、頑張ってみましょう。

《タングトリル》

舌をトゥルルルと回すトレーニングです。
いわゆる巻き舌ですが、舌に力が入っていると出来ません。
こちらもリップロールと同じように、最初は息だけ。
慣れたら声を出しながら、15秒〜30秒伸ばしてみましょう。

《ハミング》

口を閉じて、好きな香りを嗅ぐように鼻から息を吸います。
喉に力を入れないように、ハミング(鼻歌)で好きな歌を歌ってみましょう。
鼻から息が漏れすぎないないように注意してください。