自宅でできるボイトレ
ボイストレーニングを受けている方や、まだ通っていないけど歌がうまくなりたい方も自宅で自主的にボイトレをやりたいと思っていませんか?
ボイトレは練習を重ねて上達するものです。しかし、何をやればいいかわからない人も多いはずです。
そもそも、
・ボイストレーニングの回数を増やすとお金がかかる
・カラオケボックスに行ってもお金がかかる
・大声を出すと近所に迷惑がかかる
などなど、問題を挙げていくとたくさん出てきてしまいますね。
ここでは、自宅でボイトレをしたい方に向けて、簡単にできることをまとめてご紹介いたします。
1.体を鍛えるトレーニング
歌うことは全身運動です。体力をつけることもボイトレには必須。何曲も歌っていると、当然疲れますよね?そのため、体力をつけることをオススメします。
1つ目は腹筋背筋を鍛える、いわゆる筋トレです。道具も要らず、スペースも使わず、1人で出来てお手軽です。何より多くの方が一度はチャレンジしていたはず。やり方が全く分からないから出来ない!といった心配もありません。注意するのは「バランスよく」行うだけです。腹筋が得意だから、腹筋ばっかり。背筋の方がキツくないから、回数を増やしでしまう。なんてことを続けていくとバランスが崩れて筋肉が付いてしまいます。1日にそれぞれ何回行うか回数を決めて、メニュー通りにこなしていきましょう。
2つ目はストレッチです。体が硬いまま(強張ったまま)だと、上手く声が出せません。全身の筋肉がほぐれた状態の方が、上手く声を出し歌唱力をUPすることができるようになります。そのため、体をほぐしていくストレッチを行うといいでしょう。肘・腕・肩・手・首・腹・腰・腿・ふくらはぎなど足全体と順番にストレッチを行うのが効果的です。または、気になる部分(なんか違和感があるなーといった部分)を集中してストレッチを行うのもありでしょう。また、ストレッチは体だけではなく、表情のストレッチも行いましょう。「あいうえお」を口の形だけ大げさに繰り返したり、「あ・う」だけを繰り返したりと、たくさん顔が動くように皆さん工夫されています。
トレーニングを重ねていくと、体幹もしっかりとし、姿勢も良くなる傾向にあります。
2.呼吸法
呼吸法を整えて覚えることも自宅でできる立派なボイトレです。
最初は腹式呼吸から。普段からしている呼吸は「胸式呼吸」と呼ばれる呼吸です。腹式呼吸が出来ているか簡単に分かるのは「胸を膨らまのではなく、お腹を膨らませる」ように呼吸が出来ているかです。腹式呼吸ができているとしっかりとお腹が膨らみます。腹式呼吸は繰り返し行って体で覚えることが重要なので、出来ているからOKというよりは、常に出来るかの方が重要です。ゆっくりと息を吸って・吐き切ってを繰り返せれば癖付けできるかもしれません。
◆ロングブレス
腹式呼吸の練習方で、長く息を吐いて息のコントロールを目指す方法です。
ただ息を吐き続けることを繰り返すトレーニングですが、強く息を吐く必要は全くありません。出来るだけ長い時間吐き続けられるようにやってみてください。「スーッ」「ツーッ」といった息の吐き方でいいでしょう。続けていって「苦しい」と思ってから、5秒間ほど長く吐き続けるといいでしょう。限界以上に続けることで、腹筋も鍛えられるかもしれませんね!目標の秒数を決めて、続けられるように目指しましょう。
◆ドッグブレス
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と区切り、犬が呼吸しているようなイメージで短く切って行う呼吸です。これも腹式呼吸の強化方法です。一秒間に1回を目安にして行ってください。これもお腹にしっかりと力を入れることで抜け感のある声の出し方ができるようになります。
3.活舌トレーニング
最後に活舌トレーニングです。これも自宅で出来る立派なトレーニングの1つ。
活舌をよくするためには、皆さんも良く知っている「早口言葉」が効果的です。できれば難しい早口言葉を選びましょう。
「生麦生米生卵」など短いフレーズでも構いませんが、「ある日昼 ニヒルなあひる ヒルにひるんだ」など長めの文章で言いにくそうなものを選んで練習するのが一番わかりやすいかもしれません。
また、自分が発音するのが苦手な「行」で早口言葉を選びましょう。早口言葉は、このページ以外に専門でたくさん掲載されているページがあるので、自分で検索してみましょう。
歌によっては、言いにくいような歌詞の並び方があるかもしれません。早口言葉で活舌もトレーニングして、歌いたい歌が歌えるようになりましょう。
4.最後に
いかがでしょうか?
簡単そうで以外とキツイかもしれませんが、自宅でお金を掛けずに簡単に自宅でもボイトレが出来そうですね。基本的には出来る範囲に抑えて実施する事が一番です。1日1時間前後で十分でしょう。声を出して出来る練習なども、やりすぎると逆効果です。声帯を痛めたりして、声を出すこと自体に違和感などを覚えてしまいます。何事もほどほどが一番です。また、声の出し方をしっかり学びたい・学んでいる人は、変な癖をつけないためにも、自主トレーニングは「出来ることから」始めましょう。
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