中性的な声の練習方法

男性の方で、女性のような可愛い声出したいと思ったことはありませんか?

男性なのに女性らしい声も出せる
女性なのに男性らしい声も出せる

俗にいう両声類と呼ばれる人が存在します。

今回は、その両声類のなり方、練習法をご紹介していきます。

両声類とは?

両声類という言葉は元々ニコニコ動画から生まれた造語です。
明確に定義されているわけではありません。

両声類と呼ばれる方々の特徴としては
自分の生物学的性別に合った声質と自分の生物学的性別と反対の声質
この2つを自由自在に発声できていることが言えます!

女性みたいな声を出せる男性の方と男性みたいな声を出せる女性の方のことを指しますね。

両声類の習得には素質が必要?

両声類としての声質をマスターしている方々の中でも、簡単に両声類としての声質が出るようになった人と訓練と練習を繰り返し、両声類の声質を会得した人の両方が存在します。
というのもこれは、元々その方々の元の声質と、その人それぞれの発声方法が、中性的な声質に近いかどうかというコトが主な原因として、両声類としての声質が、出し易い、出しにくいがあるようです。

つまり、元々の声質が中性的な声質から遠かったとしても、両声類としての声質を会得できるかどうかはその人の練習、努力次第ということになります。

両声類になるためには

まず前提条件として会得するにあたって大事なことは、
「どうせ無理だと思って諦めないこと」
が何よりも大事です。

どういう姿勢で練習に臨むか、この意識の差で練習効率はグッと変わってきます!

自分の地声を知る

自分の地声を知る方法をご紹介します!
うつ伏せに横になり、軽くエビ反ります。この時アゴは引いておきましょう。
その姿勢のままリラックスして「あ~あ~あ~…」と言ってみてください。

この時、録音をし自分の声を客観的に聞いてみましょう。
これがあなたの地声、原音になります。

録音しなくても、自分の声を聞くことはできますが、自分で聞いた声は声骨伝導経由なので、他の人が聞いた自分の声とそれは全然違います。
まずは自分の声を把握することが大事です。
どの骨伝導での声が、どう他人に聞こえるのかある程度把握しておくと後々の練習効率に関わってきますので録音することをお勧めします!

応用練習であることの理解

今回紹介する両声類になるための練習法は、ボイストレーニングの発展系であり,そのボイトレで出来た基礎の上に成り立つモノですので、
「上手く音程が取れない・・・。」
「声がかすれてしまう・・・。」
「高い音程が全然出ない・・・。」
という悩みをお持ちの方には習得が難しいと思われます。
そのため、まずは基礎を完璧にした上で練習を進めることが望ましいです!

女声の出し方、練習法

ささやき法

コソコソと内緒話をするように話します。
そこから声量を増やしていき、声量を増やすと出ない、というとこまで上げたら
今度は音程を下げる。
これを繰り返した限界点がもし女性の声に聞こえたら、後はその発声のまま会話ができるように訓練する。
この方法で練習を続けていくと、いわゆるロリボイスと呼ばれる女声が出せるようになります。

濁り抽出法

疲れたときに出すような声を出します。
そこからゾンビが出すようなうめき声を出していきます。
「ウゥ~~」とか
「ウァ~~」という具合ですね。

ここからウゥ~といううめき声の感覚のまま
「ゥーーー」と、同じ音程で出し続けるようにしてください

声が出るか出ないかぐらいに
声帯を狭め、声を出せるようにします。
ちなみにこの練習ですが、ホイッスルボイスと呼ばれる裏声以上の音程を求める場合に必要とされる発声方法の練習とよく似ています。

メラニー法

この方法はボイストレーニングによって女性らしい声を人為的に出すための方法の1つで、トランス女性が外科的処置に頼らずに訓練によって声の性適合を行う場合に使う方法です。

練習における注意点

異性の声を出す練習をする。ということは、普段出している声の出し方とは違う発声方法をするということです。
つまりどういうことかというと,普段使っている喉、体の筋肉とはまったく違う部分を鍛えることになります。

そのため、無理に練習をすると本当に喉を痛めてしまう危険性があります。
練習をしていて、ちょっとでも違和感を感じたらすぐにやめましょう。
無理をせず、自分のペースで進めることが大事です!