歌い手としてファンを増やす方法
歌い手さんブームは、もうしばらく続く
新型コロナウイルスの影響により、インターネット動画を観る機会が増え、YouTubeやニコニコ動画で活動している歌い手さんも注目されるようになりました。
YOASOBIさんやadoさん、まふまふさんやyamaさんなどを筆頭に、歌い手さんがどんどん登場しています。
動画投稿サイトやライブ配信サイトも増えて、誰もが歌配信をすることができる時代になりました。
この歌い手ブームは、この先もしばらく続くと考えます。
今から歌い手を始めるために必要な3つのこと
歌い手さんで活動するためには、以下のスキルが重要です。
歌唱力
アマチュアさん、プロさんの隔たり無く、歌唱力のある方が大勢います。
その中で抜きん出る能力を探して身につける必要があります。
編集技術
音楽編集や動画編集、絵師さん、アニメーションなどのスキルが必要です。
マネジメント
一定レベルまでいくと、歌が上手いは普通です。
その中で知名度を上げるには、ブランディング(自らの価値を高める)や計画性、そして、継続が必要です。
ファンの集客と離脱の法則
ファンが集まる理由とファンが離れる理由の有名な法則があります。
ファンは能力で集まり、人で離れる
人は、「歌が上手い!」などの能力で興味を持ってくれるけど、ファンになるかは、人柄が大事ということです。
そこで大事になるのが、歌動画のサムネイルや歌唱力も必要ですが、アーティストとしてのアピールが必要になります。
歌い手さんを始める時に悩む3つのこと
歌配信を始めようとすると悩みが出てきて行動できないなんてことはありませんか?
「良い機材がわからない」
「音楽編集や動画編集ができない」
「何から始めたら良いのかわからない」
それでは、ひとつひとつ解決していきましょう。
歌配信用の機材
初期で持っていたいのが、スマートフォン、マイク、プリアンプ、インターフェース。
ポイントは、初めに色々な機材を購入しないことです。
理由は、歌い手さんのスタイルも様々で、YouTubeなどへの動画投稿やTikTokなどのショート動画配信やライブ配信、または、InstagramやTwitterなどのSNSもあり、それぞれで違う機材が必要になるためです。
また、初めから良い機材を使って、最高音質の最高のクオリティを制作しても、ファンが居なければ、再生数は、1桁です。
なので、まずは、手元にある物を利用しつつ、必要な時に必要な分だけ、機材を揃えていきます。
初期投資で重要なのは、パソコンやマイクよりもプリアンプです。
よくコンデンサーマイクが良いとされていますが、安価は音質が劣悪なので、どうしても、数万円以上の価格が必要となります。
そこで、おすすめなのが、安価なダイナミックマイクに、真空管プリアンプを繋げる方法です。
真空管プリアンプとは、録音した音声を生音のようにする機材です。
真空管プリアンプで歌配信することで、安価でも上質な音でレコーディングできます。
パソコンも高価なので、初めは、スマートフォンでレコーディングしていくのがおすすめです。
※初めの一歩のコツは、腰をできる限り軽くすることです。
初めから高価な機材を購入して、買ったからには歌い手さんを始めないととプレッシャーになったり、様々な機材の持ち運びに手間を感じてしまうと長続きしないためです。
歌配信用の音楽編集、動画編集
スマートフォンのアプリでも、音楽編集や動画編集ができますが、プロの歌い手さんと同じ土俵に立つためには、相応の技術が必要になります。
音楽編集や動画編集は、少し実践して上手くなるものではなく、長期的に実践していく必要があります。
歌い手活動。何から始めたら良いのかわからないなら
毎日30分、配信したい曲を歌ってください。
良い機材や編集にこだわっても、リズムが重かったり、声質に響きや、つやが無かったりしたら、良い完成形にはなりません。
毎日歌えるようになったら、次のステップとして、年間計画を立て、いつまでに、どのようになっていたいかを決めて設計し、実行していきます。
毎日歌うという継続は、簡単そうに思えますが、とても難しいです。
この継続ができる方に、ファンは集まります。
なぜなら、ほとんどの人が継続できないからです。
歌い手さんで人気になる法則ってご存知ですか?
今から、歌い手さんを始めようとしているあなたへ。
歌配信で人気になる時に必要な、先発と後発の違いをご存知ですか?
今、前線で活動している歌い手さんの全てが、突然現れて有名になったと思われがちですが、実は、下積みがあります。
YOASOBIさんのボーカルの幾多りらさんは、14歳の頃に、ストリートボーカルにて活動し、LiSAさんも、アニソン界では有名な方でした。
米津玄師さんも、ニコニコ動画で活動し、Uluさんも、YouTubeで歌を配信をしていました。
他の方も、インターネットなどで調べていただくと、経歴が掲載されています。
その下積みがあったからこそ、この新型コロナウイルスの影響に上手く乗ることができたのです。
多くの方が、そのプロの歌い手さんの真似をして、歌い手さんを始めますが、下積みがある方には、到底かなうことは難しく、皆がそのように始めた結果、歌い手さんが溢れてしまい、飽和してしまいました。
再生数の仕組みを知る
おそらく、歌い手さんをすでに始めている方なら、「再生数が伸びないな」と悩まれていると思います。
その理由は、ファンの人数もかんけいしますが、動画を観る視聴者の人数が変わらないことが大きな要因です。
例えば、まだ、一度もYouTubeを見たことがないという方が、日本でどのくらい居るでしょうか。
2021年1月に実施された、NTTドコモ モバイル社会研究所「YouTubeの認知率、利用率に関する実態調査」によると、YouTube認知率96.9%、利用率65.8%という統計結果になっています。
そして、利用率は10代から40代は男女ともに約7~8割が視聴し、男性60~70代で5割以上、女性60~70代で4~5割がYouTubeを視聴しているとされています。
このように、すでに、約65%の方が利用し、潜在顧客が、約30%で、そのうち、新生児さんや、あらゆる状況で利用できない方を除くと、ほとんどの方が利用しているということになります。
そして、更に視聴者は、日々の合間時間に観ることが多いでしょう。
なので、動画を観る顧客数や滞在時間は上限に達しているのです。
また、YouTubeを開く時も、何かを観ようと目的があってのことでしょう。
その際に、検索から観たり、いつも観ているチャンネルを観ることになり、新規で始めた後発者の動画を観る人が少なくなってしまうのです。
現在、YouTubeは、チャンネル登録者数により、待遇が変わるシステムがあるので、尚のこと、新規参入は困難です。
そこで、今からでも、ファンが集まりやすい方法と手順をお伝えします。
歌い手で人気を集められやすい方法と手順
YouTubeやニコニコ動画に参入するのは、無謀です。
なぜなら、あまりにも大勢のライバルがファンを取り合っているからです。
そこで、以下のプランニングが良いと考えます。
別のプラットフォームからファンを流動する。
YouTubeやニコニコ動画ではなく、まだ、歌い手さんの活動が激化や飽和していないプラットフォームを探します。
デイリーモーションやTikTokなど。
そこで、根強いファンを1000人集め、そのファンと共にYouTubeへ引っ越します。
そうすると、すでに、チャンネル登録者数1000人から始められるので、シード権を得た状態になります。
※YouTubeのチャンネル登録者数1000人は、優遇を受けられやすくなる人数です。
コラボする。
続いて、コラボをして、ファンを更に増やしていきます。
こちらでポイントになるのは、チャンネル登録者数です。
例えば、チャンネル登録者数10万人のチャンネルとコラボしたら、一気にファンが増えるのは明らかかと思います。
しかし、チャンネル登録者数1人のチャンネルが、コラボしませんかとメッセージしても断られます。
なぜなら、チャンネル登録者数は言わば知名度です。
知名度の低い人とコラボするのは、信用もできないし、チャンネルの汚名にも繋がりかねないためです。
そこで、チャンネル登録者数に成り得るファンを予め集客して置くことが重要なのです。
ちなみに、このコラボで重要なのは、相手のチャンネルに自らのアカウントを載せてもらうことです。
これは、相手側のファンは、相手と自らが友好的に見えて、信用を得られやすいのと、チャンネルの動画一覧に掲載されている限り、何もしなくても、永久に宣伝してくれるからです。
2022年は、歌い手、ボカロP、絵師、音楽編集、動画編集がコラボするスタイルが増える
歌い手さんが全てを担うのではなく、それぞれの特技を活かして音楽を制作するスタイルが増えていきます。
そして、それは、アマチュアさんやプロさんの垣根は無く、音楽業界の隔たりも無く、盛り上がってくることでしょう。
おそらく、YouTubeで歌い手さんのミュージックステーションのような番組が今後作られて、更に歌い手さんの活動が注目されていくと考えています。
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